そこまでツライことがあったわけでもない、でも毎日なんだか心が疲れているような気がする。
そんなときに本当におススメしたい本を見つけてしまいました!その本とは、『人魚が逃げた』です。短編集なので、「まとまった長い小説を読むのは…」と感じる方も、読みやすいと思います!
人魚が逃げた 青山美智子 著
有名な銀座の歩行者天国で突撃取材を受けた、王子様のような奇抜なファッションの男性。それも、彼は「ぼくの人魚が、いなくなってしまって・・・」と、答える。
穏やかな気分になりたい人へ贈りたい
悩みを抱える人たちが、王子とのほんの少しの関わりをきっかけに不安から解き放たれ、自分が思う自由という空間へ羽ばたくその一瞬。
読者はその一瞬を見守り、ほんわかとした気持ちで物語に出てくる人たちを見送ることができます。
素敵な彼女とつり合いが取れていないと悩む若い男性、娘のために時を刻み続け平凡でつまらない人間なんじゃないかと悩む母親、妻と離婚をした男性、「明るく活発で友達も多い妻がどうして自分なんかを選んだのか」と自信が持てない小説家、大好きな人と勘違いの上で成り立っている政略結婚に苦しむ女性、年下の彼のことが大好きなのにそれを表現できない女性。
そんな彼らを待つ未来とは・・・
特に、女性として悩む母親、奔放な姉と真面目な妹の話が好きでした。これは、読む人によって来る登場人物が変わってくると思います。
アンデルセンの人魚姫が関わってくるのですが、この本で描かれるのは人魚姫に出てくる王子視点。
視点が変われば見え方も違う、思いも違う。
みんなが優しく穏やかで暮らせる未来を夢見てしまう。そんな小説でした。
アンデルセン関連の本と人魚姫のお話も読みたくなるので、一緒に購入しておくのもおススメです💗
- グリム兄弟とアンデルセン
- アンデルセンの心の傷: 苦しさの理由と、その先の歩き方
- 芸術家たちの秘めた恋―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代
- マッチ売りの少女/人魚姫: アンデルセン傑作集
- アンデルセンどうわ15話
積読が減ったら、上の本たちを読みたいです~!
